記事を掲載させて頂き、時間があまり経っていませんが、今回も
同じくAクラスのウィンカー球切れ警告表示の修理です。
今回修理を実施したのは、後期モデルですので、メーカーより
対策交換用にハーネスが入手できません。
後期モデルのサイドミラーは大きくデザインが変更になっており
メーカーでは本体交換のみの修理方法しか選択できませんが、
ミラー本体は、8万円ほどします。
お客様の了解を得て分解修理を実施させて頂きました。
これで修理できなければ、本体交換するしか修理方法がありません
ちゃんとウィンカーが作動するようにしないと車検も合格できないので
必ず修理が必要です。
分解は、前期モデル同様、ミラーを外しそこからモーター、ウィンカー、
上部カバーと分解していきます。 これは、ほぼ前期の構造と同じですので
工程もほぼ同じです。 しかし、9本のハーネスが前期モデルとは比べ
物にならない程入り組んでセッテイングされております。
確かにこれではハーネスのみ交換はほぼ無理な構造ですね。

見た所、ハーネスの切れや断線は外側からでは確認できません。
内部の断線だと判断、一本一本テスターでチェックしていきます。
すると、ウィンカー線とヒーター線が途中で内部断線していることが
判明、断線箇所の特定がこれまた時間がかかります。
コード自体を一本抜いて新しいコードと変えれれば簡単ですが、
そもそも9本が歪にミラー内部を通っているため、それは不可能です。
幸いなんとか、断線箇所を特定でき、コードを継ぎ足ししっかりと
固定しました。 本当に細かく的確な作業が必要となる作業です。

そしてサイドミラーを組み上げて、作動テストを行って終了です。
今回は、幸い断線箇所が特定できましたが、ハーネスの取り回しが
歪な為作業不能なところで断線していた場合は修理が不可能です。
お困りのかたは一度お電話にてご相談ください。
ミラー本体交換より安い修理代金で行えます。
オートソリューションズでした。