お客様よりW169型メルセデスベンツのメーターパネル中央に
サイドミラーウィンカーの球切れ表示が出ており左ウィンカーを
出すとハイフラ状態になるとのご連絡を頂きました。


早速ご入庫頂き、チェックするとメルセデスベンツ定番のハーネス
の断線であることが判明致しました。
この故障はメルセデスモデルのAクラスに限らず、CやEなどの
他の同年式モデルでもおきる故障です。
日本ではサイドミラーは駐車時に格納する事が当たり前となって
いますので折り畳みを行う頻度が高いですよね、そのためにサイドミラーの
内部のハーネスが伸び縮みを繰り返し経年劣化によりハーネスの硬化が
始まり断線を起こしやすくなるようです。
ハーネスを取り出して断線をおこしている箇所を修復する方法などもネットで
紹介されておりますが弊社では、何本も束ねてあるハーネスが1本だけ弱くなる
事は考えづらく、1本だめになれば他も時間差でだめになる可能性が高いと考え
ますし、目視では正常に見えるハーネスでも内部で断線している場合もあるので
交換での修理をご提案致します。


サイドミラーはLED球なので球切れを起こすことはほとんど考えられませんので
これと同じ現象になった場合はハーネス断線とお考え下さい。
ウィンカー部に割れや破損があって内部に浸水した場合は不点灯になる場合も
ございます。
幸い前期型のW169のサイドミラーは、メーカーから交換用のハーネスが
供給されております。 お客様とご相談してハーネス交換を実施する事と
なりました。 後期型以降はサイドミラーの形状が変更になりハーネス供給が
ございません。 後期の場合は、ミラー本体の交換となります。


ハーネスを交換するにはサイドミラーを完全にバラバラにする必要が
ございます。 さすがにメルセデスです。 サイドミラーといえでとても
精巧に作られております。 古いハーネスから新しいハーネスに交換するのも
コツがいります。 これだけは経験がものをいう作業ですね。
新しいハーネスに交換が出来たら、ミラーを組み上げて作動をチェックです。
ウィンカー点灯、サイドミラー格納、ミラー角度調整、など動作確認を
行って無事完成です。
サイドミラーの格納は、必要時以外は出来るだけ行わない方が良いですね。
車両の設定から施錠時に自動格納をオフにするで可能です。
オートソリューションズでした。